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コーヒーを理解する

  • cou
  • 2020年11月7日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年11月20日


酸味と苦味が味を決める

今回はまじめにコーヒーを語ってみたいと思います。


よく自宅でコーヒーを淹れてるんだけど、何かお店で飲むのと違うなと感じている方は多いと思います。昨今ではコーヒーマシンも性能がよくなりましたので、豆をセットしたら後はボタンを押すだけでいつも美味しいコーヒーが飲めるよって方もいらっしゃることでしょう。


形は違えど、美味しいコーヒーを淹れるということに変わりはないわけで、更に言うと「もっとこういう味が飲みたい」という欲求は自分自身の場合も、お客様相手でも同じです。更に、更に言うとですよ、「こういったコーヒーを飲んでもらいたい」という欲求こそがカフェやバリスタの願いでもあります。


しかしながら、どうすれば自分の思い描くコーヒーの味になるのか?何を変える事でそれが可能なのか?そういったことが分からなければ、前に進むことはできません。この考えはコーヒーだけに限らず、人生においても言えることではないでしょうか?


「美味しくコーヒーを淹れる」


言葉で表すのは簡単ですが、何をどうすれば良いのでしょう?


コーヒーの味を決める要素はいくつかあります。

豆の種類、豆の鮮度、煎りの深さ、挽き目、湯温、抽出速度、抽出器具、などなど。


これらを組み合わせた場合、どれほどのレシピが生まれるのかを考えたら、多分頭が混乱すると思います。この中から自分好みの味を見つけるのは途方もない時間が必要になります。


ブレンドを作る時も同じ事が言えますが、先ずはシンプルに味の構成を考えましょう。自分がドリップコーヒー派なのかマシン派なのか、はたまたサイフォン派なのか。思い描くコーヒーの味は、美しい酸味なのか、コクのある苦味なのか。そういったことで構いません。


大まかなイメージを先ず持つことで、その後の豆選びや煎りの深さがはっきりします。美しい酸味が好きなら、アフリカ系の浅煎り豆を選んでみましょう。そこからは試行錯誤が続くと思いますが、コーヒーの持つ特性を理解していれば、少しずつ好みの味に近づくはずです。


ここでは詳しく述べませんが、コーヒーは酸味と苦味のバランスで味が決まります。

いわゆるフレーバー感や甘さ、コク、ボディ感といったものは、そういったバランスによってかなり左右されますので、先ずは酸味と苦味においてどのようなバランスが最適なのかを知ることが最も重要です。


酸味や苦味が強調されるとはどのような状態なのか?


淹れた後も、温度の変化で味わいは変わってきます。鮮度とバランスの良いコーヒーは冷めてもとても美味しいです。酸味と酸化の違い、苦味とエグ味の違い、そういったものを必ず自身の舌で感じれるようになりましょう。そういった事が出来るようになれば、どんな食事に合うのかを考えてみるのもいいですね。


何度も言いますが、酸味と苦味を上手にコントロール出来るようになれれば、それはコーヒーを理解したことになります。




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