東京喫茶事情
- cou
- 3月23日
- 読了時間: 3分

喫茶店は絶滅危惧種⁈
これからカフェを起業しようと思っている方、すでに起業されている方もいるかとは思いますが、「この先にあるもの」は見えていますでしょうか?
現在、東京はインバウンドでの外国人観光客でどこもごった返しています。日本全国、こんな感じだとは思うのですが、東京はすでにヤバい状況ですw
昔は東京と地方の大きな違いは、外国人の数だと思っていたのですが、今では観光地はもれなく外国人で溢れています。土産物屋さんや飲食店、特に日本の食事を提供しているようなお店はまさに稼ぎ時ですね。
そして、どこも満員なので、押し出される形で日本人の方々が様々なカフェを利用されています。つまり、これまではある特定の人たちしか利用されなかったようなお店にも人が押しかけてくるという構図です。
まぁ、どの店も商売繁盛でいいじゃないか?と思われると思います。
しかし、長く商売をされてるお店というのは常連さんもいるわけで、そういった常連の方々が利用しづらくなっているのも事実です。特に老舗のお店などは観光客も訪れるため更に利用しづらいようです。
知る人ぞ知るコーヒーの美味しいお店。まだ何か所か東京にもあるのですが、連日、外国人観光客と一見さんで賑わっているようですが、お店としては複雑な様です。
そりゃそうですよね、オープン当初から通ってくれている常連さんが座れないというのは、お店としては心が痛むばかりです。
カフェを単なるビジネスとして捉えられてる方も多いと思います、いや寧ろ、そういう方達ばかりだと思います。大きな資本投入で多角的に経営されている会社も多くあります。
「今稼がないでいつ稼ぐの?!」という思考ですよね?わかります。
しかし、その先にあるものが見えていますか?円安やインバウンド政策はこれからもずっと続くのでしょうか?
「稼ぐだけ稼いで、売り上げが天井付けたらスパッと止めればいい」という人たちもいると思います。
でもね、それで何が残るんですか?
お金ですか?
残らないですよw
飲食店はね、やり続けないとお金は残らないんですよ。
せっかく好きなカフェをオープンしても、一時的に観光客がお金を落としていってくれたとしても、先にあるものが見えてないのならそれは意味がないのです。
お金は残らない、人は残らない、ノウハウは付け焼刃的、ではどうしようもありません。
喫茶店は文化なんです。お金を稼ぐ手段ではないのですよ。
勿論、お金を生み出す場所ではあります。でも、それは生きていける分だけです。
貴重な人生の幾何かをお金に変えているのに、意味のないことをやって無駄な時間と労力を使っていませんか?
5年後、10年後にあなたのお店がイメージできますか?
ずっと今のままではありませんよ。
だから、今、この瞬間もその先を見なくてはならないのです。
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