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オーバーナイト法で作るチャバタ

  • cou
  • 16 時間前
  • 読了時間: 2分
久々に作る高加水パン

夏の暑い時期にパン作りをすると、短時間での発酵が可能になりますが、過発酵になったり、小麦の味がぼやけてあまり美味しくないので、冷蔵庫で一晩じっくり「低温発酵」にしたいと思います。


リーン系のパンの場合、材料はシンプルですから、どれくらいの量を焼くのかにもよりますが、ご家庭だと小麦粉300gくらいまでが丁度いいと思います。


今回はチャバタですが、成形を変えれば当然バゲットにもなります。しかし、加水率100%であればチャバタや、リュスティックは可能でも、バゲットの成形には不向きです。


つまり、加える水の量によって扱い方が違ってきますし、焼き上がりの結果も違います。


しかし、複雑に考える事はないですよ。パン作りは基本「自由」ですから。

ネットで調べて様々な作り方を試すうちに、自分にあった作り方に出会うかもしれません。もし、出会わなくても悲観することはないです。


シンプルに考えておいてください。


必要な要素は、小麦、水、塩、イースト菌だけです。


1.小麦粉と水の割合で、焼き上がりと食感に違いが生まれます。

2.小麦粉の種類で、パンの味に違いが生まれます。

3.塩は大事です。少なすぎると無味なパンが出来てしまいます。パスタを茹でる時の塩と同じくらい重要です。

4.イーストの量で、発酵の速度が変わります。イースト菌の働きは温度によって変わります。


加水率70%以上の高加水パンの場合、扱いが大変になります。無理に捏ねようとはせずに、放っておいた方がうまく行きます。


材料:

準強力粉・・・200g 水・・・156g 塩・・・5,5g モルト・・・1g ドライイースト・・・2g



1、全てボウルに入れたら、粉気が無くなるまで混ぜる。

2、オートリーズ


~30分後~


3、1回目のストレッチ&フォールズ


~30分後~


4、2回目のストレッチ&フォールズ


蓋つきタッパーに入れて野菜室で10時間~14時間 オーバーナイト発酵する。


次の日

冷蔵庫から取り出して、一度蓋を開けて新鮮な空気を入れ替え、常温で30分放置。


5、台の上に打ち粉をして、優しく取り出す。

打ち粉をたっぷり振っり、カードなどを使って四隅を広げます。


6,三つ折りに折りたたみます

なるべくガスが抜けないように優しく扱いましょう。


7、4等分に分割し、乾いた布巾を被せて1,5倍くらいまで発酵させます。


8,霧吹きした230℃オーブンで16分~20分焼きます。

男性の手のひら程の大きさのものが4個焼けました。


捏ねる事もなく、成形の技術も必要なし。それでいて味は最高。それが長時間、低温発酵のなせる技なのです。


いかがでしょう。

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