満腹と満足
- cou
- 2023年12月4日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年1月2日

腹が膨れれば満足なのか?
若い時はすぐにお腹は減るし、いつも冷蔵庫ばかり開けてましたw
でも、次第に食べる量も少なくなり、質を求めるようになってきました。
いいんですよ、若い時は無茶な食べ方したって。お腹いっぱい食べればいいです。それで、満足しますし、スポーツやってたりすれば、栄養補給は大事です。
ここ最近、何を食べても心の底から美味しいと思えることがありませんでした。いつも同じようなものを食べていると味なんかどうでもよくなって、ただただ、空腹感を埋めていただけだったのだと思います。
スーパーのお惣菜は、そこそこ美味しいですよね。でも、食べたからといって何も思いません。「あぁ、食事が済んだな」と思うくらいで。家で作るものは添加物とかに気を付けて調理しますので、特段の美味しさは感じません。「あぁ、正しい食事だったな」とは思いますが。
そうやって、暫く生活していくと、食事への興味が無くなります。
でもお腹は空くので、食べれば一応満足はします。
今日、アップルパイを作って食べました。
別に良いリンゴがあったわけでも、バターが安く買えたからでもありません。生地も10回程度折りたたんだだけの「アメリカの家庭で作られるようなあまり膨らまないパイ生地」です。
シナモンを入れ過ぎてしまい、真っ茶色のフィリングになってしましました。
生クリームとカラメルソースで食べました。
生地はパイとクッキーの中間位でサクサク。フィリングは甘酸っぱく、シナモンが効いてて美味しかったです。
生クリームが甘すぎず、カラメルの少し苦味のある甘さが引き立ちます。
「おぉ、意外とうまいな!」
食べ終わった後、ものすごい「満足感」に襲われました。いや、「幸福感」と言っていいと思います。
たった一切れのアップルパイがこんなにも満足を与えてくれたという事に気づいた時、「今まで何を食べていたのだろう?」と思いました。
人は満腹感を求めて食し、満足感を得ます。しかし、それは決して「幸福である」という事ではなさそうです。
「満腹」「満足」「幸福」
そう、最後の「幸福」であるという事こそが、最も大事な事なのでした。
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