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家庭で焼くフランスパン

  • cou
  • 2021年3月13日
  • 読了時間: 3分

本格的なフランスパンが焼きたい

当サイトではこれまで、バゲットを使ったサンドイッチ用に、簡単に作れるフランスパンの作り方をいくつかご紹介してきましたが、これは厳密にはフランスパンではありません。サンドイッチの具材をはさむパンとしての扱いやすさと、比較的容易に作れることを念頭に置いたものでした。


本来、フランスパンは硬いクラストともっちりしたクラムで構成され、大きな気泡が特徴です。気泡の大きいものほど良いとされていますが、本来バゲッドなどは硬いパリパリの触感を楽しむもので、中のクラムにさほど重きを置いていません。したがって、そういった気泡の大きな細長いパンというのは具材をはさむのに適していないのです。


スーパーなどで売っているフランスパンはクラムがもっちり、ふわふわで気泡はそんなに大きくありません。クラストも柔らかったりしますよね。これはスライスしてトーストすると外側がパリッとして美味しくなりますし、そのままサンドイッチとしても使えます。


つまり、お店でサンドイッチとして使ったりするのには、こういったパンの方が都合が良いわけです。


しかし、本格的なフランスパンも焼いてみたいですよね?しかも、家庭で。


パン教室なんかに通っている方ですと、自宅でも色々なパンが焼けて楽しいと思います。私もよく焼きますが、本格的なフランスパンはなかなか難しいです。最終的には家庭用のオーブンでは無理だとは思うんですが、せめて味だけでも!という思いで最近、試行錯誤しております。

パン作りが上手な人は苦手⁈

よくパン生地は捏ねれば捏ねるほどよいとか、牛乳やバターを入れて更に美味しくなるとか、パン作りに於いてよしとされている事が、ことごとく裏目に出るのがフランスパンなのではないでしょうか?


きめの細かさが良いとされる食パンは外側も柔らかい方が人気がありますが、フランスパンはそうではありません。むしろ逆の方が良いわけですから、パン作りに慣れた人ほどうまくいかないのかもしれません。


とにかく、色んな方のレシピを見て片っ端から作ってみたわけですが、失敗に次ぐ失敗で、「あれ?こんなに不器用だったけ?」って思うくらい連敗に次ぐ連敗です。


同じ日に同じ配合で、同じ工程で作ったにも関わらず、結果が違うって、、、、本当は「家庭でもできる本格的なフランスパンの作り方」というタイトルにしたかったのですが、いやいや、どうして。


フランスで腕の良いパン職人が尊敬されるという意味がわかります。これは特殊な技能が必要ですね。簡単に習得できるものではないような気がします。


とりあえず、撃沈していった数々のパンたちをご覧ください。


2世紀頃の土器⁈


包帯が痛々しいです。


試食できます→しません!


ですから、試食も無理です。


申し訳なさそうに開くクープ達。


これはもうフランスパンでいいのでは?と脳内補正し始めました。


だんだん、どうでもよくなってきました。


やっぱり、形より味かな(遠い目)


味は安定してきました。


味はいいんです、味は。


長くなりますので、今回はここまでです。次回、色々と気づいた点、目からウロコの話などを詳しく書きたいと思います。

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