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出口はあるのか?

  • cou
  • 2020年4月23日
  • 読了時間: 2分

トンネルの先にあるのは

出口と相場は決まっているのですが。見えないですね。。。今回の新型コロナの影響が次第に切実なものとなってきました。何十年も続いたお店が閉店へと追い込まれていく姿を見るのは、何とも言えないものがあります。


どうなるのでしょう?飲食産業。


一部の業種では、自粛要請を聞かずに開店しているところもあるようですね。ネットでの非難は物凄いものがありますが、中には保証がされないのだから仕方ないという声もあります。地方においてはまだまだ営業し続けている店舗がかなりあると思いますが、この辺の温度差は強制力を伴わない「要請」という形であれば当然そうなりますよね。


感染者を増やさない=営業自粛

廃業者をふやさない=営業再開


これではロジックとして成り立ちません。


相反することを同時にやれるわけはないですからね。行政とすれば一定期間だけ休業してもらって、落ち着いたら、また営業を再開してください。それまでは耐えてください。というスタンスです。


一ヶ月。


これが限界でしょう。それ以上の休業はそのまま廃業へと繋がります。

一度なくなってしまったものを、また構築することは体力のない中小や個人店には難しいと思います。助成金があったとしても、綱渡り状態では何の解決にもなりません。残念ながら。


そうなると、営業を再開していくお店が出てくると思います。座して死を待つくらいなら、、と考える方達が出てもなんら不思議はないからです。ただ、そうした場合どのような未来が待っているか。人々は自粛に飽きていますから、お店が営業を始めれば次第に集まりだすと思います。そうするとどうなるか。そうです、またクラスターが発生しやすくなり、感染が広がります。


トンネルを早く抜け出したい気持ちはわかります。しかし、まだトンネルの先には光など見えてはいません。長いのです、このトンネルは。まだ一筋の光さえも見えはしないのです。


コロナウィルスはその形状から太陽を表しています。


太陽、光です。


コロナが収まった後の世界は、もう前とは違うものかもしれませんね。それは前と同じ価値観を誰も持たなくなるということかもしれません。もしそうなった時、我々はこれまでと同じようなあり方でよいのでしょうか?今が長く暗いトンネルの中ならば、出口を見つけることよりも出てからのことを考え、準備しておくことが大事だと思います。どちらにせよ、もう入り口には戻れないのですから。



「不運ばんざい! 運の女神に見放され、この世の最低の境遇に落ちたなら、あともう残るのは希望だけ、不安の種も何もない!」


~シェイクスピア リア王 より~


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