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メニュー作り

  • cou
  • 2023年10月29日
  • 読了時間: 3分

メニューの大切さ

一概にメニューと言いましても、その種類や見せ方、書き方は様々です。簡単に言うと、レストランならレストランとしての上品な表示、表現が求められますし、ファストフードには選択のし易さや見やすい価格表示が求められます。


カフェにおいても同様のことが求められますが、カフェのメニューというものは更に自由度が求められます。つまり、特徴を出した、型にはまらないような発想も必要だという事です。


洒落たカフェでよく、黒板にチョークで、絵と一緒にメニューを書いてあるのを見かけますが、やや読みづらくはありますが、とても特徴のあるメニューだと思います。


比較的、セルフサービスのカフェに多いと思いますが、フルサービスのお店ですと更に個別のメニューが必要となります。黒板抱えてお客様のところにいくわけにもいきませんものねw


そこで今回は、写真付きのメニューの有効な見せ方というものを、ネットで適当に拾ったケーキメニューを使って解説したいと思います。


尚、画像は実際にある店舗さんだと思いますが、決して誹謗中傷するような内容ではありません。あきまでもサンプルとして偶然取り上げたものだという事を、お断りしておきます


では、ランダムに行きます。


10種類ものケーキが紹介されています。どれもキチンとトリミングがされていてビジュアル性はあると思います。紹介文も簡潔ですし、美味しそうに撮れています。一つ残念な点は、上から3-2-3-2という配列なのですが、ケーキの向きがややバラバラです。3-2-3-2という規則的な配列からしてシンメトリーを意識されていると思いますが、悪く言うとやや散らかっている感が否めないです。



こちらは、ケーキの向きもあっていますし、正方形のフレームにきちんと収められていて、見やすいですね。ロールケーキだけ反対向きですが、中を見せるためにあえて逆向きです。

説明文を丁寧簡潔で好感が持てます。敢えて言うならば、やや硬いイメージがあります。正方形がきちんと並んでいることが原因と思われますが、少し雑誌の生地っぽいですね。



まさに「カフェのメニュー」という感じで、とても良いと思います。女性の方のレイアウトだと思いますが、写真とイラストが上手にマッチングしていますね。ケチをつける所はないのですが、年配の方には少し読み取りにくいかとは思います。つまり、吹き出しも含めて、一枚の中に情報量が多いように思います。ただ、若い方ですとこれくらいの情報量は苦にならないと思いますので、そこだけですかね。



これは、これまでのものとは違いますね。


ケーキの向きが完全に一致していますし、わざとケーキの全体でなく、見せるべきところを残して絶妙な位置でのカットがなされています。さらにトップには大きなフルーツの写真が、これでもか!と載せられています。はい、これはプロの仕事ですw

店先に置く看板のメニューだとは思いますが、インパクトがあっていいですね。



お洒落なレイアウトです。全体を通して柔らかいトーンにまとまっていて好感が持てます。伝えたい文とそれ以外の文字の大きさの違いを見て下さい。この違いが実はデザイン全体のインパクトや構成を左右します。メリハリの効いた図柄になります。写真も今お勧めしているケーキに絞るというのも、潔くていいですね。


いかがでしょう?メニュー作りの難しさ、大切さが伝わったでしょうか?


単にある商品を列記したり、写真を並べるだけではなく、見やすさや読みやすさを考慮した上で、そこに表現としての自由度を高めることで、他所との違いを生み出すもの、それがメニューです。

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