アインシュ・ペンナー
- cou
- 2023年10月12日
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ウィーンにウィンナーコーヒーはあるのか?
残念ながらオーストリアのウィーンに「ウィンナーコーヒー」なるものはありません。ウィンナーコーヒーは「ウィーン風のコーヒー」という意味でして、オーストリア北部ではコーヒーにクリームを乗せたものを「アインシュ・ペンナー」と呼び、カフェなどではよく飲まれています。
コーヒーにクリームをトッピングしたものは、よく目にしますが、アインシュ・ペンナー(ウィンナーコーヒー)が元祖と言っても過言ではないと思います。
ただ、エスプレッソやフレーバーシロップなどを入れたものが多いと思いますが、敢えて言わせてもらうなら、日本のウィンナーコーヒーはそうではありません。
昭和の喫茶店では花形商品だったのですから。
まず、コーヒーはエスプレではなく「苦味の効いた深煎りコーヒー」がベストです。コーヒーを注ぐ前にザラメをカップにワンスプーン入れておきます。
コーヒーを注いだら、混ぜずにザラメがカップの底にやや残るようにします。そして、仕上げにクリームをたっぷり乗せます。クリームはホイップクリームより6分立ての生クリームがベストです。
生クリームの方が体にいいですw
飲み方はビチェリンに似てます。あまり混ぜずに冷たいクリームと熱いコーヒーのミスマッチを楽しみます。次第にクリームが溶けてきたら、カフェオレのようになります。そして、最後に溶けたザラメが甘~い味わいを演出してくれます。コーヒー味のザラメはスプーンですくって舐めてもいいですよ。行儀悪くありません。
時間の経過と共に、3つの飲み方が楽しめるのがウィンナーコーヒーの醍醐味です。
ここで注意すべき点を一点、ザラメをグラニュー糖に変えてしまうと、最後の甘さが変わってしまいます。ですから、ここはザラメでいきたいですね!
もうあまり見かけなくなった「ウィンナーコーヒー」ですが、ホントはアレンジコーヒーの元祖だったことを覚えておいてくださいね。
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