アイスコーヒーは浅煎り?深煎り?
- cou
- 2021年10月3日
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王道は深煎り、、、、?!
まぁ、そうですね。アイスコーヒーといえば深煎りと相場は決まっています。
ただ、昨今ではスペシャルティコーヒーを扱うお店も増えてきましたので、そういったお店ではアイスでもやや浅煎りの豆を使うところも多いです。
やや年配の方ですと「やっぱりアイスはガツンと苦味のあるものを」という方もいらっしゃると思います。若い方ですと逆にすっきりした浅煎りの方が飲みなれてる場合もあるでしょう。
結論としては、浅煎りと深煎りでは求める味が全く違いますので、これはどちらが美味しいというものでもありません。深煎り豆で淹れる濃いアイスコーヒーは氷が解けて薄まるのを前提に作られてますので、苦味もホットの場合より強調します。逆に浅煎り豆でのアイスコーヒーは美しい酸味とほのかな苦味が特徴ですので、コーヒーの苦味が苦手な方でも美味しく飲めると思います。
あと、浅煎りの方が豆の特徴を味わいやすいという利点もあります。ただ、浅煎りの場合は普通にホットコーヒーを氷で割ってしまうと薄ーいアイスコーヒーになりますので挽目や量を調整する必要があります。深煎り豆の場合、アイス用は挽目を細かくしてゆっくり淹れていくのが一般的ですが、この方法は淹れる人の力量で味が左右されやすいと思います。
挽目を細かくすることでおのずと抽出効率は上がりますので、雑味まで抽出しがちです。もし、今そうやって抽出してる方で雑味が気になったり、どうしても味が一定にならないのであれば、淹れ方は同じで構いませんので、挽目を少し荒くするか、淹れるスピードを上げてみると問題解決の糸口が掴めるかもしれません。
マニアックな内容になりますので、ここでは述べませんが、浅煎り豆と深煎り豆での美味しいアイスコーヒーの淹れ方を大まかに説明します。
・浅煎り豆でのアイスコーヒーの淹れ方
荒めに豆を挽いている場合は少し細かくしてみましょう。中挽きの場合はそのままで。
豆の量をホットの時より多めにします。
湯温は高めで構いませんが、抽出量はそれまでアイス用に淹れていた量と同じです。単純に味が濃くなるイメージです。
・深煎り豆でのアイスコーヒーの淹れ方
豆の挽き目を中挽きに戻します。豆の量は同じで構いません。
いつもより湯温を5℃くらい下げて淹れてください。お湯を継ぎ足す場合もなるべく湯温を上げないよう注意してください。最後は湯温が下がりっぱなしで構いません。抽出量もいつもと同じで。
どちらの場合も、抽出効率を変えるわけですが、浅煎りの方はマイルドな酸味に変化し、豆そのものの味も分かりやすくなっていると思います。深煎りの方は後から来ていた苦味が和らぎ、甘味も感じられるようになると思います。
ただ、どちらにせよ豆のクオリティ(鮮度を含めた)が味の決め手になることは間違いないです。
もう一つ、アイスコーヒーの場合、氷を先入れにする方法と後入れにする方法があります。どちらでも構いませんが、先入れの方が風味が出やすくなると思います。
夏が終わっても、美味しく飲みたいのがアイスコーヒーですよね。

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