そうだ、アップルパイを焼こう
- cou
- 2021年1月29日
- 読了時間: 4分

作り方で差が出るのさ、アップルパイは
ケーキ屋さんではあまり見かけないですが、みんなが大好きなものはカフェでも売れる商品になります。個人でカフェをやる時に、安い材料費でも美味しく作れるケーキはいくつかあります。
ケーキ作りの経験があまりなくても、割と簡単に作れてしまうので、アップルパイはリンゴの美味しい季節は戦力になると思います。
前回、ミルフィーユでパイ生地作りましたが、なかなかそこまではという方のために、今回は市販のパイシートを使ってアップルパイを作ってみたいと思います。決して、面倒くさかったわけではありません、、、(汗)。
その代わりと言っては何ですが、うんちくは垂れていきたいと思います。
先ず、市販の冷凍パイシートの取り扱いなんですが、サイズが小さい場合は少し伸ばします。ただ、冷凍庫から出してすぐは硬いので、5~10分程常温で柔らかくします。
そうすると伸ばしやすくはなるのですが、ダレてしまうと生地の中のバターの層がくっついてしまい、焼いた時に膨らみませんので、ここは注意が必要です。
まだちょっと硬いな~ぐらいで伸ばしましょう。
次にリンゴです。
酸味の強い「紅玉」一択なんですが、最近は品数が少なくなってまして、意外とお高いです。紅玉以外の場合はレモン汁を加えて酸味を調整してください。
ジャムなどで使用されるペクチンは皮と実の間にありますので、なるべくなら皮も使いたいですね。その場合気になるのが、残留農薬なんですが、家庭用洗剤を使ってよく洗って下さい。
よくすすいだら、乾いた布で表面をゴシゴシ。洗剤を使うのに抵抗のあるようなら、粗塩などでゴシゴシ。それでも不安なら、無農薬のものにしましょう。

大き目のふじリンゴ2個分です。
バターをひいた鍋で煮ます。弱火でゆっくり、焦がさない様に。リンゴから水分が出てきたら、グラニュー糖とレモン汁を加えます。
タタンなどではグラニュー糖を先に入れてフランベしますが、アップルパイのフィリングではお砂糖の役目は甘さだけです。リンゴが透明になるまで煮ると、後にオーブンでも焼きますからリンゴの触感がなくなります。
また、小さくカットし過ぎるとジャムみたいにもなりますので、ざっくりとカットしてほどほど煮るのがお勧めです。

余分な水分を飛ばしたら、軽くシナモンとラム酒(ブランデー)をかけて、皮は取り出します。見た目的には2/3ぐらいになりました。荒熱が取れたら、冷蔵庫で冷やしておきます。
ダマンドを作ります。

バター・・・70g グラニュー糖・・・50g をよく混ぜたら、卵1個をよくといて少しずつ加えます。卵液は15gぐらい残しておいてください。最後に、細粒にしたアーモンド35gと薄力粉大1を加えてよく混ぜます。

こんな感じです。
そして、問題のパイ生地です。

型にぴったりセットしたら、フォークなどでピケします。

先ほどのダマンドを底に均等に塗ります。

ブレブレですみません(笑)。フィリングを敷き詰めます。

上の生地を乗せたら、端をフォークでピッとね。残った卵液にお水を10㏄を加えて、刷毛で塗っていきます。これは焼いた時に光沢が出るようにです。
さて、余熱したオーブンで焼くんですが、その前に。
パイ生地は200℃くらいの高温で焼いた方がサクサクになって美味しいのですが、いきなり膨らみますので、形が凸凹になることもあります。今回は商品としての見栄えを考えて、180℃~190℃くらいでじっくり焼きます。あまり膨らまないですが、形はきれいに焼けると思います。

180℃オーブンで約1時間焼きました。21cmですので、時間かかりました。もう夜です(笑)。

やはり、リンゴは3個使えばよかったです。もう少し厚みが欲しいですね。そして冷凍パイシートなんですが、、、うーん、、、ビミョー。
ダマンドの代わりにカスタードを入れたり、アプリコットやレーズンをフィリングに入れたりしても美味しいと思います。もちろん温めて、アイスクリームを添えたりすれば最高です。
作り方や出し方で差が出るという事は、それだけシンプルだということでしょう。また食べたくなるようなアップルパイをぜひ作ってみてはいかがでしょう?
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