シブーストという名の伝統
- cou
- 2020年1月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年1月2日

180年の歴史があるんです
19世紀中頃、パリの菓子職人であるシブースト氏が考案したので、彼の名前がつけられたそうです。作ったことのある人ならわかると思いますが、クレームパティシエール、イタリアンメレンゲといった菓子作りの基本となる要素で構成されたシンプルなケーキです。色んなレシピがありますので、いちいち作るのが面倒であれば、配合だけ比べても勉強になると思います。
で、このシブースト、180年前に完成されてしまったため、あまり進化することなく今日まで、たぶん同じ作り方だと思われます。リンゴやオレンジとも相性がいいですし、美味しいんですよ。。。
不満はないんです。。。ただ、、、地味なんです、見た目が。
パッと見、ミルクレープとの違いがあまりよくわからない場合もあります。まぁ、今の時代、見た目のインパクトが勝敗を分けますから、ここはなんとしてもシブーストにも光を!という感じです。
最後のキャラメリーゼ(これが、なんか武骨なイメージなんですよ)はせずに、カラメルソースにゼラチンを加えてコーティングすれば、ピカピカで綺麗になりますので、色んなデコレーションができそうですね。写真はリンゴとベリー(冷凍)を飾ったバージョンです。中にはシナモンで香りづけしたリンゴのコンポートが入ってます。濃厚なクレームシブーストと甘酸っぱいフルーツはよく合います。カラメルのほろ苦さとシナモンがとてもよいアクセントになり、完璧です。(私が考案したわけではないですが)
ちなみに、冷凍のベリーを使う場合、時間が経つと解凍とともにベリーから水分が出て、べちゃっとなってしまいますよね?この場合、ゼラチンを使って冷凍状態のベリーをナパージュしておけば、問題解決です。
180年の歴史に敬意を込めて、もっと多くの人にシブーストの美味しさを知ってもらえたら嬉しいです。
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