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季節を感じて

  • cou
  • 2019年12月4日
  • 読了時間: 1分


最近、温暖化の影響でしょうか、春と秋が子供の頃より短いように思います。夏の暑さが和らいできたと思ったら急に寒くなったりで、木々もいっきに葉を落とし始めたら、もう冬がすぐそこまで来ています。季節の移り変わりをぼんやりと眺めるのは、カフェで時間を過ごすのにも似ています。時はいつも虚ろで、気が付けば周りの風景が変わっているという。


私たちの暮らし方はどうでしょう。


春の訪れを水の温度で感じるでしょうか?落ち葉を踏む音で秋の深まりを感じるでしょうか?スーパーに並ぶ野菜を見て、何か季節を感じるでしょうか?


「季節のスイーツ」「季節の野菜」


どこが?


温度調節された場所で、いつも同じようなものを食し、代わり映えのない景色を見て、まるで温室の中にいるように私たちは生きています。だから、都会に住む者には季節の移り変わりは鬱陶しくもあります。


色づく木々達を見ると、彼らは季節を楽しんでいるのかもしれませんね。人間だけが失くしていく記憶を自然はいつまでも持ち続けているから、私たちは憧れ、時に畏怖し、そして感動するのでしょう。


四方を海に囲まれ、山には多くの木が生い茂り、四季がある。こんな国に生まれて本当に良かったと思います。

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