2022年 秋
- cou
- 2022年12月4日
- 読了時間: 2分

自然とともに
今年もあと一ヶ月、残りわずかとなりました。2022年は皆さんにとってどんな年でしたか?
日本ではコロナ騒動が収まる気配もなく、いまだマスク、マスク。
今頃になるとひき始める「風邪」も「ただの風邪」とは言えないという、何とも不思議な国になりました。まぁ、マスクさえしてればというのはあります。マスクがまさに「免罪符」代わりですから。
一人で公園を散歩してるとあまり誰も踏み込んでないような場所があります。僕はそういう場所が大好きでして、子供の頃の秘密基地のような場所に入り込むと何かワクワクしてしまいます。
僕の近くの公園はとても広く、木々も多いので四季を楽しむ事ができます。田舎に住んでた頃は周りは田んぼや畑ばかりだったので、四季は空気感といいますか、周り全体が少しずつ変わっていく感じで、いつの間にか季節が変わっていました。なので、色づく葉っぱにだけ気を取られるような事はなかったように思います。
しかし、ここでは多くの木が一斉に色付きますので、季節が変わる様を実感します。
言ってみれば、大きな自然と小さな自然の違いです。
ただ、人が管理する自然とそうでない自然はすごく違うのだと思います。ここはあくまでも管理された自然であり、道路にはみ出した樹木は容赦なく伐採されます。花々は定期的に植え替えられます。まだ咲いていたとしてもです。
ゆっくりとした管理社会への移行はこの公園の管理みたいなものです。我々は自然を楽しむことも許されない社会にはいません。犬を散歩させたり、芝生でくつろぐのも自由です。しかし、勝手に咲いてる花を取ったり、草木を植えたりはできません。なぜなら、そこは管理された場所だからです。
大きな自然の中で生活している人にはあまりピンと来ないと思いますが、都会では自然は人が管理するものなのです。
でもそれもわかっています。だから、いつも大きな木を見上げる時、そんな木が何本もある情景を想像し、小さな木々の枝や葉の様子を観察して、大いなる自然を想像しているのです。
自然に対する人間の価値観は国や民族によって違うようです。自然を神の領域と考える人たちもいますし、自分たちに日々の糧を与えてくれる存在と考える人たちもいます、賛美する者、畏怖する者、様々です。
我々、現代の日本人にとってはどうでしょう?楽しむものでしょうか?
僕にとっての自然は、「儚いもの、悲しむべきもの」ですね。
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