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リエージュ・ワッフルの特徴
「ブリュッセル風ワッフル」が甘さを抑えた生地で焼き上げ、その上にトッピングして楽しむのに対して、「リエージュワッフル」は完結型といいますか、持ち歩き用といいますか、単体で食べてこその美味しさがあります。提供もテイクアウト前提ですので、日本で例えたら「鯛焼き」のイメージでしょうか。焼きたてをすぐに食べた方が美味しいですから、ストリート・フーズですね。
「リエージュワッフル」の生地には通常のお砂糖の他にパールシュガーと呼ばれる、荒く固められた砂糖のツブが入ります。このパールシュガーは溶けにくいため、食べる時に「ザクザク」した触感がして、「リエージュワッフル」の特徴ともいえます。いや、これがないと「リエージュワッフル」ではありません。
パールシュガーが溶け出して、焼かれるとカラメルになって少し焦げるんですが、ここがまた美味しいんです。
作り方は至って簡単です。捏ね上げた生地にパールシュガーを投入したら、均等になるように混ぜて、焼くだけです。入れるタイミングは焼く直前がベストですね。長く入れておくと、溶けてしまいますから、ここは注意が必要です。

白いツブがパールシュガーです。やや多めに入れる方が美味しいですよ。
パンケーキなどの生地にも言えるのですが、ワッフル生地は冷蔵庫で一晩置いた方が、生地としての成熟度が増します。発酵が済んで直ぐに焼いた時より、柔らかくてモチモチした感じになります。
一晩かけて、バターが生地に馴染んだり、グルテンが伸びのある生地にしたりと理由はいくつかあると思われますが、ここも美味しく焼くポイントですね。
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